先輩行員の声

紀陽銀行 関連事業室 紀陽キャピタルマネジメント㈱(出向)
 中谷 光佑さん(2017年入行)

エクイティ業務を通じて“地域の未来をデザインする“

  • 地元就職と人柄

     まず、地元大阪にいながら働ける環境を探していましたが、私はいろいろなことに興味が沸くため、就職活動中に「絶対にこれがやりたい!!」ということを見つけきれない状態でした。
     そういった中で、当行の面接を受けてみると、他社の面接と違いフリーディスカッション形式がメインで、自らの人柄に関する質問が多かったことが印象的でした。
     “事業は人なり”という言葉がありますが、人を大切にする企業に就職するという軸もよいのではないかと考え、入行に至りました。

  • ハンズオン支援により、経営という領域に深く入り込む

     私の担当業務は大きく分けて2つあり、①事業承継に悩む中小企業の株式を譲り受けるプライベートエクイティ(PE)投資(狭義)業務と、②スタートアップ企業へ資金提供を行うベンチャーキャピタル(VC)業務です。
     私が主に取り組んでいるPE業務は、株式を譲り受けるだけでなく、社外役員として経営に参画し、企業価値向上を目指す業務です。
     現在、PE業務については、共同投資による資本参画を行っている企業1社へ、社外役員としていわゆる“ハンズオン”支援を行っています。“ハンズオン”とは、具体的に週に一度訪問し、ボードメンバーとともに今後の方向性のディスカッションや、事業戦略の立案等の経営に携わる業務です。

  • AIにできない自分なりの仕事は何か

     仕事をする中で大切にしていることは、AIにはできない自分なりの仕事を遂行することです。銀行業務は今後AIに置き換わる可能性のある仕事がたくさんありますが、やはり大切な業務はAIに置き換わらないと感じています。
     AIは人の感情を理解することは苦手としています。とりわけ法人営業や投資業務は、様々な人の信用の上に業務が成り立っており、機械学習によって置き換わる領域ではないと感じています。最近、業務を通じて生成AI(Generative AI)に関する理論領域の勉強を行った中で、さらに意識して大切にしている点です。

  • チャレンジ

     当行のよさは、様々なことを通じてチャレンジさせてもらえることです。仕事のやりがいにもなっているのですが、たくさんチャレンジをする中で、失敗することも多くあります。
     例えば、あるサービスの企画推進担当となった際、顧客へどのように訴求すればよい成果を出すことができるのかなどプロモーション基盤構築に向けて判断に迷うことばかりで、自身のマーケティング能力のなさを痛感しました。「自身のスキルがもっとあれば、もっと良い選択ができたのではないか」と思うことばかりで、日々自身の足りない点と向き合うばかりです。
     しかし、背伸びさせてもらう仕事は、いつも必死になりながら業務を行うので、自身の成長をすごく感じる機会であるというよい側面もあります。

  • 経営を追求

     “金融”という事業は、経営に近い事業領域となるため、答えがない仕事ばかりですが、私はその方が仕事として面白いと感じています。
     経営には正解はもちろんなく、企業によって様々なやり方があり、ある企業のやり方を別の企業に移植しても成功するとは限りません。
     今後、いろいろな企業の経営に関与させていただき、経営陣とともに最善な経営手法を探していくプロセスにおいて、頼られる人材になりたいと考えているので、日々勉強です。







  • 20代はチャレンジできる環境に!

     人生で働くという期間の中で、20代は様々なことにチャレンジし、多角的な目線を養う期間だと考えています。
     “金融”という側面から、様々な事業領域を学びたい方や、銀行の様々な事業を経験したい方は、ぜひ地方銀行へチャレンジください!

2023年12月27日掲載

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