先輩行員の声

静岡銀行 東京営業部ベンチャービジネスサポート部
 恩田雄基さん(2017年入行)

自分のキャリアや経験を活かし地元に貢献したい

  • 地方銀行の圧倒的なネットワークの中で働きたい

     前職では、政府系金融機関で法人融資渉外に10年間従事していました。そこで、取引先企業の経営課題を深堀りし、課題解決につなげるソリューション能力を培ってきました。
     10年間という区切りのタイミングで転職を検討するに至りましたが、そこで考えたことは「お客さまにより近い立場で顧客の経営課題を解決したい」という思いでした。前職で静岡エリアを担当していた際に、地方銀行と地域企業の強固な信頼関係を目の当たりにしており、これまで培ったスキルと経験をメインバンクの担当者として還元することで、地元である静岡県に貢献したいと考え、静岡銀行に転職しました。

  • 日本の、静岡のスタートアップエコシステムをつくる

     入行後3年間、営業店勤務を経験する中で、静岡銀行が新たなチャレンジに非常に積極的であることを知り、より自分の可能性を広げたいという思いから、2020年10月に社内公募制度を活用して、新規事業企画をミッションとする部署(イノベーション推進室)に異動しました。そこでは、まずベンチャー関連の商品開発に携わり、現在はベンチャービジネスサポート部という新設部署で、スタートアップ企業への事業成長支援等を担当しています。
     スタートアップ企業は、上場まで赤字を継続することが多く、デット活用はまだまだ一般に普及していません。地方銀行に身を置きながら、日本におけるベンチャーデット市場形成の中心で活動できていることに、非常にやりがいと責任を感じています。

  • 大好きな地元に貢献できる喜び

     地方銀行にかかわらず、企業の血液と言われる資金面に直接携わることができる仕事は希少だと思っています。お客さまの成長や難局を乗り越えるタイミングで深く関われることは非常に重責ですが、その分、やりがいや自身の成長に繋がる仕事です。
     現在は営業店時代に担当したお客さまから依頼を受け、静岡県三島市の地場ゼネコンの新規事業である起業家支援施設の運営にもサイドジョブ制度(行内副業制度)を活用して関与したり、地元の高校生や大学生に対する起業家教育なども行っています。特に地域金融機関では、地域貢献の想いを実現するチャンスが広がっていると感じています。

  • 苦しいことから逃げない、次に繋げる

     お客さまと深く関われるものの、当然すべてのご相談や課題を解決できるわけではありません。融資すべきではないと判断した場合のお客さまの失望した顔や、強い期待に応えられない悔しさを感じるときもあります。
     一方で、融資以外にもお客さまの役に立つ提案がありますので、営業支援や経営戦略のアドバイス、融資獲得における企業の課題や解決の方向性などは必ず一言添えるようにしています。地域密着の地方銀行として長いお付き合いを目指すうえでも必要だと思っています。

  • 日本一スタートアップにフレンドリーな存在に

     現在の業務であるベンチャー支援は立ち上げ当時から関わっており、思い入れが強い業務です。スタートアップの成長において資金調達は欠かせませんが、日本の市場において融資はまだまだ普及しておらず、対応できる銀行も少ないのが現状です。
     私は現部署での活動を通じて、日本のスタートアップエコシステムの成長に貢献したいと考えています。そのためにも、日本一スタートアップフレンドリーな銀行員になることを自分の目標に掲げています。


地域をもっと好きになることができる

 地方銀行は、地域や社会貢献したいと思う人にとてもフィットする職場だと思います。現在は、地方創生、DX、新規事業など、従来の銀行業務だけでなく、地域を直接プロデュースすることにも取り組んでいますし、人財の多様化も進み、キャリア採用や外部人材が活躍する土壌もできています。地域を元気にしたい人たちがあふれるような、そんな組織が全国で広がると嬉しいです。

2023年12月27日掲載

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