2021年度(令和3年度)

地方銀行2021年度決算の概要(2022年6月15日公表)

【要旨】
※計数は、特にことわりがない限り地方銀行62行の単体ベース。
( )、[ ]内は、前年同期比。前年および当年の計数は、2020年度の第四北越銀行、十八親和銀行および2021年度の三十三銀行の合併に係る補正を行っていない。

1.損益

コア業務純益

資金利益、役務取引等利益の増加等により、コア業務純益は前年同期比+16.9%(+1,834億円)の1兆2,711億円。

業務純益

国債等債券関係損益の損超幅が拡大したものの、コア業務純益の増加等により、業務純益は同+12.0%(+1,151億円)の1兆784億円。

経常利益

業務純益の増加、不良債権処理額の減少等により、経常利益は同+22.7%(+1,915億円)の1兆363億円。

当期純利益

当期純利益は同+22.7%(+1,349億円)の7,302億円。

2.資産・負債

  • 貸出金(平残):233兆5,855億円(+9兆910億円[+4.0%])
  • 有価証券(平残):71兆1,902億円(+5兆7,171億円[+8.7%])
  • 預金(平残):311兆846億円(+20兆9,328億円[+7.2%])

3.自己資本比率(単体)

  • 国際統一基準行(10行):13.43%(▲0.66%ポイント)
  • 国内基準行(52行):9.58%(▲0.03%ポイント)

4.不良債権額

  • 銀行法および金融再生法に基づく開示債権額:4兆3,011億円(+1,557億円[+3.8%])

各行別データ(「決算短信」等より)

主要項目 (1)
資産の部合計、貸出金、有価証券、負債の部合計、預金 、純資産の部合計、資本金
主要項目 (2)
業務純益、経常利益、当期純利益、経費、自己資本比率 、連結経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益
貸出金関係 (1)
破産更生債権及びこれらに準ずる債権、危険債権、要管理債権、三月以上延滞債権、貸出条件緩和債権、小計、正常債権、合計(総与信)
貸出金関係 (2)
一般・個別貸倒引当金、消費者ローン等残高、住宅ローン残高、中小企業等貸出金比率

(注)単位未満の場合は「0」。

時系列データ

地方銀行全体の損益(業務純益、経常利益、信用コスト等)の推移(2009年度以降)を掲載しています。