2019年度(令和元年度) 中間

地方銀行2019年度中間決算の概要(2019年12月18日公表)

【要旨】
※計数は、特にことわりがない限り
地方銀行64行の単体ベース。
  ( )、[ ]内は、前年同期比。前年の計数は2018年5月の東京都民銀行、八千代銀行、新銀行東京の合併、および2019年4月の近畿大阪銀行、関西アーバン銀行の合併に係る補正を行っていない。

1.損益

コア業務純益

資金利益の減少を主因に、コア業務純益は前年同期比▲9.3%(▲517億円)の5,036億円。

業務純益

コア業務純益が減少したものの、国債等債券関係損益が増加に転じたことから、業務純益は+10.9%(+536億円)の5,465億円。

経常利益

業務純益の増加等により、経常利益は+13.5%(+659億円)の5,557億円。

中間純利益

中間純利益は+18.8%(+632億円)の3,994億円。

2.資産・負債

  • 貸出金(平残):213兆7,339億円(+11兆7,375億円[+5.8%])
  • 有価証券(平残):63兆2,715億円(▲3兆4,471億円[▲5.2%])
  • 預金(平残):272兆1,817億円(+9兆1,388億円[+3.5%])

3.自己資本比率(国際統一基準行は連結、国内基準行は単体)

  • 国際統一基準行(10行):14.63%(▲0.09%ポイント)
  • 国内基準行(54行):9.59%(▲0.14%ポイント)

4.不良債権額

  • 金融再生法開示債権額:3兆7,653億円(+1,975億円[+5.5%])

各行別データ(「決算短信」等より)

主要項目(1)
資産の部合計、貸出金、有価証券、負債の部合計、預金、純資産の部合計、資本金
主要項目(2)
業務純益、経常利益、中間純利益、経費、自己資本比率、連結経常利益、親会社株主に帰属する中間純利益
貸出金関係 (1) (リスク管理債権)
破綻先債権、 延滞債権、3か月以上延滞債権、貸出条件緩和債権
貸出金関係 (2) (金融再生法開示債権)
破産更生債権、危険債権、要管理債権
貸出金関係 (3)
一般・個別貸倒引当金、消費者ローン等残高、住宅ローン残高、中小企業等貸出金比率

(注)単位未満の場合は「0」。

時系列データ

地方銀行全体の損益(業務純益、経常利益、信用コスト等)の推移(2009年度以降)を掲載しています。