2020年度(令和2年度)中間

地方銀行2020年度中間決算の概要(2020年12月16日公表)

【要旨】
※計数は、特にことわりがない限り
地方銀行64行の単体ベース。
( )、[ ]内は、前年同期比。

1.損益

コア業務純益

経費の減少等により、コア業務純益は前年同期比+3.0%(+152億円)の 5,189億円。

業務純益

コア業務純益が増加したものの、国債等債券関係損益が減少したことから、業務純益は同▲1.8%(▲99億円)の5,366億円。

経常利益

業務純益の減少および個別貸倒引当金繰入額の増加等により、経常利益は同▲11.2%(▲624億円)の4,932億円。

中間純利益

中間純利益は同▲11.8%(▲469億円)の3,524億円。

2.資産・負債

  • 貸出金(平残):224兆7,654億円(+11兆315億円[+5.2%])
  • 有価証券(平残):65兆4,050億円(+2兆1,335億円[+3.4%])
  • 預金(平残):288兆9,646億円(+16兆7,829億円[+6.2%])

3.自己資本比率(単体)

  • 国際統一基準行(10行):13.89%(▲0.31%ポイント)
  • 国内基準行(54行):9.63%(+0.04%ポイント)

4.不良債権額

  • 金融再生法開示債権額:3兆9,785億円(+2,132億円[+5.7%])

各行別データ(「決算短信」等より)

主要項目(1)
資産の部合計、貸出金、有価証券、負債の部合計、預金、純資産の部合計、資本金
主要項目(2)
業務純益、経常利益、中間純利益、経費、自己資本比率、連結経常利益、親会社株主に帰属する中間純利益
貸出金関係 (1) (リスク管理債権)
破綻先債権、 延滞債権、3か月以上延滞債権、貸出条件緩和債権
貸出金関係 (2) (金融再生法開示債権)
破産更生債権、危険債権、要管理債権
貸出金関係 (3)
一般・個別貸倒引当金、消費者ローン等残高、住宅ローン残高、中小企業等貸出金比率

(注)単位未満の場合は「0」。

時系列データ

地方銀行全体の損益(業務純益、経常利益、信用コスト等)の推移(2010年度以降)を掲載しています。