2020年度(令和2年度)

地方銀行2020年度決算の概要(2021年6月16日公表)

【要旨】
※計数は、特にことわりがない限り
地方銀行62行の単体ベース。
( )、[ ]内は、前年同期比。

1.損益

コア業務純益

経費の減少等により、コア業務純益は前年同期比+9.2%(+914億円)の 1兆877億円。

業務純益

コア業務純益が増加したものの、国債等債券関係損益が損超に転じたことから、業務純益は同▲1.3%
(▲127億円)の9,633億円。

経常利益

業務純益の減少を主因に、経常利益は同▲1.9%(▲163億円)の8,447億円。

当期純利益

当期純利益は同+0.4%(+25億円)の5,952億円。

2.資産・負債

  • 貸出金(平残):224兆4,944億円(+8兆8,725億円[+4.1%])
  • 有価証券(平残):65兆4,730億円(+1兆7,927億円[+17.9%])
  • 預金(平残):290兆1,517億円(+17兆4,363億円[+6.4%])

3.自己資本比率(単体)

  • 国際統一基準行(10行):14.09%(+0.75%ポイント)
  • 国内基準行(52行):9.61%(+0.15%ポイント)

4.不良債権額

  • 金融再生法開示債権額:4兆1,453億円(+3,954億円[+10.5%])

各行別データ(「決算短信」等より)

主要項目 (1)
資産の部合計、貸出金、有価証券、負債の部合計、預金 、純資産の部合計、資本金
主要項目 (2)
業務純益、経常利益、当期純利益、経費、自己資本比率 、連結経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益
貸出金関係 (1) (リスク管理債権)
破綻先債権、 延滞債権、3か月以上延滞債権、貸出条件緩和債権
貸出金関係 (2) (金融再生法開示債権)
破産更生債権、危険債権、要管理債権
貸出金関係 (3)
一般・個別貸倒引当金、消費者ローン等残高、住宅ローン残高、中小企業等貸出金比率

(注)単位未満の場合は「0」。

時系列データ

地方銀行全体の損益(業務純益、経常利益、信用コスト等)の推移(2009年度以降)を掲載しています。